この記事にたどり着いた貴方は
・音響機材を買い替えたい
・プロの大道芸人がどんな音響機材を使っているか知りたい
目次
そもそも大道芸の音響機材って?
大道芸でいう音響機材とは、iPhoneなどの音源から音楽を操作するために使用する機材のことをいいます。他の業界でいう音響機材には、例えば音響反響板なども音響機材に入るかもしれませんが、大道芸ではそのような大がかりなものはしようすることができないため、音響機材として紹介はしません。以下、紹介していくのはあくまでも「大道芸で使用するための音響機材」ですのでご注意ください。
音響機材として何を用意すればよいの?
まず大前提として、大道芸に使う「音響機材」と言っても様々な種類のものがあります。一般的に、大道芸で使う音響機材の中で必須となるのは、以下の通りです。
・ワイヤレスマイク
・リモコン
・バッテリー
・赤白コード
スピーカー・アンプ
大道芸に使うスピーカー・アンプでオススメの音響機材は、ベリンガーB205Dです。大道芸人のほとんどがベリンガーB205Dを音響として使用していると言っても過言ではないのではないでしょうか。
それではここから、ベリンガーB205Dの大道芸においての音響機材としてのメリット、デメリットを解説していきますね。
メリット
軽くて音量が大きい
ベリンガーB205Dは非常に軽いです。当然、もっと軽い音響機材は存在しますが、出力の強さを考えるとこの軽さは驚きです。ちなみに、大道芸の世界では、音響機材の出力W数=対応可能人数であるという考え方があり、その基準で考えるとベリンガーB205Dは150人までのお客様を楽しませることができると考えられます。150人のお客様を大道芸で一度に集めるというのはなかなか現実的ではありませんので大道芸で使用する音響機材と考えれば十分な音響であることもわかります。
サイズが小さい
サイズも非常に小ぶりです。大道芸はローラーボーラ―やクラブジャグリングなど、見栄えがいい道具ほど大きくなってしまいかさばりがちですが、ベリンガーB205Dは大道芸で使用することができる音響機材の中でも非常にサイズが小さく持ち運びに便利です。道具や音響機材を持ち運ぶ際にオススメのトランクに関する記事はこちらをご覧ください。
簡易ミキサーが附属している
ただでさえかさばる大道芸の荷物ですから、なるべく音響機材は減らしていきたいはずです。ベリンガーB205Dは、音響機材の中でも、簡易ミキサー搭載型のモデルなので、音量調整以外にも音の高音・低音をカットするなどの機能が備わっています。特に高音については、大道芸をやっていると近所のクレームにつながる可能性があるので、この簡易ミキサー機能は非常に便利であると言えるでしょう。
デメリット
大規模の会場では心もとない
先ほどメリットには、150人規模の大道芸には十分対応ができると書きましたが、逆に言えば150人以上のお客様が集まるような場所では、ベリンガーB205Dは少々音量が小さく感じてしまいます。これは、本当に音響機材の出力W数が小さくなったのではなくて、実際には音が人に吸収されるというロジックで小さくなってしまいます(参考:https://acoustics.jp/qanda/answer/195.html)
大きな会場で大道芸をやりたい、今後はする可能性があると考えている方がいましたら、ベリンガーB205Dではなく、B208Dの音響機材購入を検討することをオススメします。
電流の変換機を使用する必要がある
これは、ベリンガーシリーズに共通するデメリットとしてあげられるものなのですが、電源の変換機を同時に購入しなければなりません。特に、値段が高い音響機材ではないですが、忘れがちのものですので、必ず同時に購入しておきましょう。
(先ほどから購入リンクの横に書いてあるものと同じです)
ワイヤレスマイク
次に、ワイヤレスマイクの紹介です。大道芸で使う音響機材は、スピーカーやアンプだけではありません。大道芸といえばやはりトークを中心としてお客さんを楽しませるイメージがあると思いますが、その際に、ワイヤレスマイクがなければ、十分にお客様に声を届けることができなくなってしまいます。今回この記事でオススメするワイヤレスマイクは、SHURE製のワイヤレスマイクです。先ほどと同じように、メリットとデメリットを説明していきます。
メリット
音質が非常にいい
SHUREのワイヤレスマイクは、他のマイクと比べると、圧倒的に音質がいいです。大道芸用に音響機材をせっかく買っているのに、大道芸で使えないような音質の物を買うのは非常にもったいないはず。SHUREのワイヤレスマイクであればそのような悔しい思いは間違いなくすることはないでしょう。
周波数帯の変更を即座にすることができる
大道芸をしていると、周波数の問題に悩まされることがあります(参考:https://jeea.or.jp/course/contents/07302/)
SHUREのマイクは、周波数をボタン一つで変更することができるので非常に便利です。まだ大道芸をやったことがない人にはなかなかわかりづらいメリットではありますが、音響機材として非常に素晴らしい機能ですので、メリットの一つと言えるでしょう。
デメリット
値段が少々高め
SHUREのワイヤレスマイクの唯一といっていいだろう欠点は、値段がBlue Tooth製のワイヤレスマイクと比べるとかなり値段が高いことです。事実、Blue Toothのイヤホンは3000円ほどです。しかし、大道芸の音響機材として使うには音質が悪く、お客様を困惑させてしまう可能性が非常に高いため、イベントオーガでは、Blue Toothのワイヤレスマイクを大道芸の機材として利用するのはオススメしません。
リモコン
これは、大道芸をやるのに必須というほどでもないかもしれませんが、音響機材の一つなので紹介をしておきます。大道芸では、ほとんどの場合は音響を操作してくれるようなスタッフはおらず一人で音響を操作しなければいけません。その際に、いちいち音源にしているスマートフォンを操作しに行くのは、テンポがよくないのは当たり前だと思います。
そんなときに使える大道芸用の音響機材として、メディアボタンがあります。これを使えば、リモートで音源を操作することができるのでテンポを崩さずに大道芸をすることができます。
この記事で大道芸用の音響機材としてオススメしているメディアボタンは、サテチ製の物です。以下にさきほどと同じようにメリットとデメリットを紹介していきます。
メリット
非常に反応が早い
もはや、これにつきると思います。他にも安い音響機材はいくらでもありますが、この記事で紹介しているモデルは、ボタンを押したときのスマートフォンなどの反応が非常に早く、タイムラグはほぼ0と考えてもよいでしょう。
大道芸の演出をするために音響機材をそろえると思いますので、きちんとしたものを購入したほうがよいでしょう。
デザインがシンプルで目立ちづらい
これは大道芸の演出によっては重要な項目です。コメディに近い大道芸人でしたら気にならないかもしれませんが、自分の世界観がある大道芸人でしたら、なるべくこのようなボタンは目立ちづらい方がよいと思います。音響機材を演出としてではなく単純に道具として使うという大道芸人は、意識したほうがよいでしょう。
デメリット
誤操作をするリスクがある(改善策あり)
唯一、この製品のデメリットがあるとすれば、それは間違いなく「誤作動」のリスクです。実際に大道芸をやってみないとなかなかわからないことなのですが、焦ってリモコンを操作すると、誤操作をしてしまうことがしばしばあります。
しかしこれは、慣れの問題なので数多くの大道芸をこなし、音響になれることで解決します。
バッテリー
次に紹介するのはバッテリーです。これがないと、外での大道芸に非常に困ってしまいますよね。電源が常設している現場での大道芸でしたら困りませんが、例えばヘブンアーティストのようなライセンスの場所ではほとんどの場合、電源の貸し出しはありません。絶対に用意はしておきましょう。
このバッテリーに関してはメリットやデメリットを紹介することなく、オススメをします。理由としては、「ユーザー数の圧倒的な多さ」です。バッテリーは、一時的には使い心地がよくても、消耗やすり減り、寿命が短いなどの目に見えないデメリットが非常に多いものです。
しかし、このバッテリーは日本全国多くの大道芸人が長年愛してきたバッテリーであり、そのようなトラブルはほとんどなかったと考えられます。これから大道芸を始める方は、こちらのバッテリーを強くお勧めします。
また、スゴイバッテリーを通常の電源として使用するために、インバーターを使用する必要がありますので、そちらも同時購入しましょう。(上のリンクのものです)
赤白コード
iPhoneなど音楽プレイヤーとして使用することができるものから、音楽を流すのに必要です。音響機材のおともですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
大道芸を始めるには、様々な音響機材を購入しなければなりませんが、ほとんど壊れることなく3年ほどは使用可能ですので、音響機材を購入して、楽しく大道芸ライフを過ごせるといいですね!!