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amazarashiとは
amazarashiとは青森県在住の秋田ひろむを中心とした日本のバンドです。バンド名の由来は
日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝だが「それでも」
という意味らしいです。
バンド名は違うが2007年から活動しており、2010年より現在のamazarashiという名称となり現在に至っています。有名どころだと『季節は次々死んでいく(東京喰種トーキョーグール√A第2期エンディングテーマ)』、『命にふさわしい(スクウェア・エニックス制作PlayStation 4ゲームソフト『NieR:Automata』コラボレーションソング)』『空に歌えば(僕のヒーローアカデミア第2期第2クールオープニングテーマ)』を含む18個のタイアップなど結構色々出ております。(ウィキペディア調べ)
ちなみに2020年1月時点で公式プロフィールには
「アンチニヒリズム」をコンセプトに掲げ、絶望の中から希望を見出す辛辣な詩世界を持ち、前編スクリーンをステージ前に
張ったままタイポグラフィーと映像を映し出し行われる独自のライブを展開する。
と書かれています……アンチニヒリズム?
アンチニヒリズムとは
amazarashiは正直難しい単語大量に出てくるんですけど気が付いたら公式がまた哲学とか文学読んでない人には分からない単語を使ってきてますね。勉強しないと。
ニヒリズムっていうのをめちゃめちゃ分かりやすく言うと
‐人のやることなすことに意味も価値もない‐
って事らしいです。虚無主義ともいわれているらしい。
という事でamazarashiの歌を聞きまくって主観たっぷりにサワムーが捉えてるアンチニヒリズムとは、
-人間の生き方や行動に価値なんてない、なんてことはない-
っていう事をamazarashiは歌ってくれているんですね!ありがたや。
ちなみに初期のコンセプトは
私がamazrashiの楽曲に出会って公式サイトを覗いたときのコンセプトは
「圧倒的な詞の世界」
みたいな事が書かれておりました。
もうamazarashiは有名で、歌詞が凄いっていう事は検索かけて見に来た人たちにとっては当たり前だという解釈で運営側が変えたのかもしれないですね。
NHKで朗読とかしちゃったりしたのでもう言えないですが、当時はメディア露出もせずに歌とネット拡散で勝負するみたいなマーケティングを行ってました(顔は未だにだしていないですね)。
amazarashiの出会い
amazarashiの楽曲を初めて聞いたのは2011年夏~秋頃のyoutubeです。何を検索していた時なのかは思い出せませんが、youtubeの関連動画に上がっておりました。初めて聞いたamazarashiの楽曲は『空っぽの空に潰される』です。なんか、現在youtubeでamazarashiの楽曲はamazarashi公式チャンネルとSonymusicの2カ所に分かれてるんですが、『夏を待っていました』とかもSonymusicだった気がしたんだけどなと思っています。出会いをあまりに話過ぎると長くなるのでまた今度にします。
昔は名前を言っても伝わらなかった
当時は「この曲凄い良いよ」とか周りに言っても誰も理解してもらえませんでしたが、最近は知ってる人が増えてきました。嬉しい事です。
本題:昔の楽曲と今の楽曲がなんか違う
という事でここからは私が感じるamazarashiの楽曲がどう違うのかについてお話していこうと思います。
昔の印象:社会の底辺のだけど生きていこうとする歌
昔のamazarashiの楽曲は結構暗いし重たい感じが物凄くて自分は凄い好きでお勧めしたくても周りにヤバいやつと思われるんじゃないかと思われるんじゃないかって凄い感じていました。昔の歌詞の印象をピックアップすると
- 社会の負け組
- 精神疾患で幻覚幻聴引きこもり
- 自分以外みんな無能でクソばかり
- 自分が不甲斐なくて死にたい
- 唯一の支えは彼女だけど出てった
- クソのままだけど受け入れて生きていくことにいした
- 結局社会の底辺のままだけど
みたいな感じでした。
とりあえずもう、精神疾患の人がホントは自分がダメなのを分かってるのに全部周りのせいにして引きこもって暮らしてますよ、みたいな歌詞があちらにもこちらにもといった印象でした。でもそれを受け入れて立ち上がる感じの歌詞にメチャメチャ共感してしまってかれこれずっと聴いております。
転機はアルバム「あんたへ」あたりから
「ラブソング」あたりからも若干曲調が変わった気もしましたが、歌詞も変わったなと感じ始めたのは「あんたへ」というアルバムあたりからだと感じています。このあたりから歌の感じが変わってきました。
過去を振り返る歌が出始めた
このあたりからどちらかというと、社会の底辺からリベンジの一歩を踏み出すという内容から、過去を振り返った今みたいな内容の歌詞にシフトし始めてる気がします。
登場人物が増え始めた
最初は彼女以外理解者や交流のある人間が一切いない引きこもり状態の歌のイメージが多かったんですが、ここら辺から彼女以外の友人と会いましたみたいな内容がちらほらし始めているなって思っています。
夢つかみかけた言っちゃった
これは衝撃だったんですが、「ひろ」っていう楽曲で夢をかなえそうになったことに対して言及しています。もうこの時にはあっちこっちでライブをやってるし色んなタイアップで有名になってるしで、本人も夢かなえられるんじゃないかと感じていたんでしょうか。
今の印象:夢を叶えかけた人が苦悩してる
という事で、社会の底辺にいる事を悔しがってる歌から、周りの交流が増えたり、過去を振り返る余裕が出来たり、夢をかなえられそうになったりと歌詞の内容がだいぶ変わってきているamazarashi。最近、というかこの記事を書く上で楽曲を聞き直しているんですけど、近年はどちらかというと夢を叶えかけたからこその苦悩で色々あるんだろうなって思います。アルバム『地方都市のメメント・モリ』の楽曲『空洞空洞』から『フィロソフィー』を順番通りに聞いてると、周りにメンタルやられる事でも言われて落ち込んだ歌とそこから踏ん張ってる歌を作ったのかなと考えてしまう。スーパー情緒不安定←感動してるという褒め言葉です。
これから先はどんな事を歌うんだろう?
最新の楽曲は『令和二年』っていう思いっきりコロナウイルス感染症の世界に対する歌唄っています。こんな感じで歌を歌っていると、もっと高みに上がっても下がってもそれを歌にするんだろうなと期待してしまいます。
まとめ
amazarashiの歌詞の変遷について感じている事をまとめさせていただきあました。より分かりやすくタイムラインにすると、
2010年前半の楽曲の方が好きです。理由は私自身が夢とか社会の上に行ったことが無いため、初期の楽曲の方が共感しやすいとためです。きっと私のパントマイムの表現活動とか色々な活動が実を結び始めたら共感値が上がってより感動できるんじゃないかなって思っています。
知ってる人も知らない人もamazarashi聴いてほしい。