【表現】話題のポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇の登場人物たちの歩き方をパントマイム大好きオタク視点で語ると当たり前が当たり前じゃないという再発見に出会える「前編」

ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒の概要

大塚製薬が販売している

飲料ポカリスエットの新CM

「でも君が見えた」篇

監督は柳沢翔さん(@SHOWyanagisawa)

主演は中島セナさん

CGなしの85mの撮影セットを駆使した

幻想的なCMです

このCMのコンセプトはおそらく

逆風はやがて追い風に変わる。

ポカリスエットギャラリー

あるサイトでコンセプトパンフの画像が

あったのだけど拡大できず読めなかった

こういう時コンセプトノートとか

詳しい事読めないのは辛いな

プレスリリース元や

CM映像系ポータルサイトには

パンフレットとかもあるみたいなので

考察もしやすそうですね。

ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒の研究ポイント：冒頭10秒の歩き方

今回ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒つかって

考える所は

メインキャストの中島セナさんが振り返って走り出すまでの人の歩き方

その時間、約10秒間です。

この10秒には

身体表現を楽しむには十分すぎる情報が詰まっています

人は当たり前に歩くけど、歩き方は千差万別

私たちは普段当たり前のように

二本の足で立ち、歩いて生活しています

当たり前に歩いてはいますが、

歩き方は同じではありません

身長、体重、比率、ゆがみ、くせ・・・

様々な要素によって同じ「歩く」でも

ひとりひとりとても多様性があります

ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒 冒頭10秒のから人の歩き方の個性をとらえる

ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒 冒頭10秒には

主役の中島セナさんを含め30名前後の生徒が映ります

重なってハッキリ見えない所もあるため、

今回ピックアップするのは以下の人物たちです。

これら8つのグループに分けて、

それぞれの歩き方を見ていきます

ただし、今回は文章量が多くなってしまいますので、

2つに記事を分けてお伝えします。

ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒 冒頭10秒のから人の歩き方の個性をとらえる上での注意：撮影仕様がある

いまからポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒の

冒頭10秒間に登場する人物たちの

歩き方の個性をとらえます

でも、これはあくまでCM、

映像作品の中の人たちです

より良い映像を描くため

多少ならず演出や振付が入っています

そのため、振り向く向きが

リアルとは異なる場面もありますし

撮影する広角レンズの歪みと演出で

視聴者が捉える距離感と

実際の人と人との距離感も

違うかもしれない

そういう所を考慮した上でご覧ください

ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒 冒頭10秒の歩き方から人物表現をとらえる①画面右奥の男子2人組

まずは映像の画面奥

中島セナさんの右側にいる

ジャージとベストの男子二人組

楽しそうに話しながら歩いています

ここではジャージ男子に焦点をあて

特徴を見ていきます。

ジャージ男子の特徴は以下の通りです。

が特徴的ですね

この男子生徒は身体を話し相手に向けているため

右足と左足の歩幅が違います

相手側の自分の足を

いつも通り踏み出したら

上半身をひねらないといけないからね

そして

肩から肘まではそこまで動いていません

しかし、

肘から指先にかけては

大きく振っているのが特徴的ですね

そして、

足の入れ替えがゆっくりなためか

重心移動の感覚が大きいので

歩いてる時の横振りが大きいのが特徴です

ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒 冒頭10秒の歩き方から人物表現をとらえる②主役の右隣にいる女子

今度は

冒頭から中島セナさんの右隣りにいる

女子の特徴を捉えます

スゥゥっと廊下の彼方に消えていく感じ

これは他の廊下を歩く人たちと違う特徴がみられます。

っていうのがあげられます

ちなみに人間は歩く時に

上下運動を左右の重心移動をするため

揺れているのですが、

上下動は3～5センチ、左右はもっと小さいらしいです

そんな数センチの揺れなのに、

ひとりだけ揺れが小さいと

こうも目立つんだという

発見ですね

また、動画で足元を確認すると

他の女子に比べ

左右の足の開きが若干広いのと

歩いている時は軸足のつま先のラインに

あげた足のかかとを設置させてるので、

本来よりも歩幅を小さくして歩いている

という特徴が拾えます

ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒 冒頭10秒の歩き方から人物表現をとらえる③主役の右後ろにいる男子

では3番目、

中島セナさんの右後ろにいる

男子の特徴を捉えます

きっと誰もが思っています

「こいつ陰キャだ・・・」

この陰キャ男子の特徴は以下の通りです。

というのがあげられます、

やはり30名近くの人物が登場する中

一人でも顔が下に向いている人が映りこむと栄えます

あと、小走りする予定だったためかはわかりませんが

肘を曲げてますね、

絡まれたことで結果的に腕がお腹の前に来る形になっています

幸か不幸か心理学的に苦手な人を目の前にすると

「おなかを押さえるようなポーズを取る」

という無意識なしぐさが存在します

さらに、陽キャの絡みに対して

身体が凄い押されて動いてしまっています

そういう所も

相手のなすがままで自分が無い印象を

画面を見る私たちにお届けしています

ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒 冒頭10秒の歩き方から人物表現をとらえる④画面左奥の男子2人組

やっと半分4番目、

主役の中島セナさんの左前

①のジャージ男子の左側にいる

黒ベストとワイシャツの男子2人組です

ここはそれぞれの特徴を見ていきます

黒ベスト男子の特徴は

• 重心をのせた足側の肩が下がる

ワイシャツ男子の特徴は

• 腕だけでなく肩も前後する
• のしのし歩いている

といった特徴があります

黒ベスト男子の肩が下がるというのは

身体がゆがんでいて上半身の体幹がしっかりしていない

という特性を出すことが出来ます

ワイシャツ男子の歩き方に関しては

私の完全な中学生時代の思い出ですが

ワルぶってイキってる男子やヤンキーが

そんな感じの歩き方だったような、

悪くない言い方をすると

オードリーの春日さんの漫才入場時も

ワイシャツ男子と似たような歩き方ですね

重心移動がゆっくりという意味では

力士の肩の歩き方もこういう感じになります

ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒から分かる事：僕たちは当たり前に歩いているけど歩きのプロではない

私たちは普段の日常で当たり前に歩いています

二本の足で歩くというのは本能的に備わっていて

赤ちゃんは生後1歳前後から歩行を始めます

そして肉体にエラーが起きない限り

死ぬまで歩き続けます

それでも、

歩き方はこんなにも違いがあります

普段はあまり気にも留めない事ですが、

あらためて考えてみると、歩き方の特徴をとらえるのは

非常に面白いですよね。

まとめ：ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒 冒頭10秒でも沢山の個性と学びを知る機会になる

今回は最近流行している大塚製薬の

ポカリスエットCM｜「でも君が見えた」篇 60秒

冒頭から10秒間の動画を用いて、人の歩き方の特徴を見て行きました

あらためて今回の内容をまとめると以下の通りです。

これらのポイントを覚えていただいたら十分です

貴方の歩き方にはどのような特徴がありますか？

もし今の歩き方がイヤであれば、憧れの歩き方を真似するところから

始めてみればいかがでしょうか。