パフォーマーの社会的責任について考える


皆さんは、「社会的責任」という言葉を聞いたことがありますか?
「社会的責任」とは 市民としての組織や個人は、社会において望ましい組織や個人として行動すべきであるという考え方による責任です。まあ、簡単に言うと

皆で協力して良い世界作ろうね!

ということです。笑
あ、もちろん詳しい定義は全然違いますからね。笑

さて、社会的責任の定義としてはそんな感じなのですが、実はこの社会的責任が最も意識されるのは、市民。つまり個人レベルの話ではなくて、企業。つまり組織レベルの話なのです。

実際、この「社会的責任」という言い回しについては2003年ごろから使われていまして、もともとは「企業の社会的責任」といわれていました。今は、企業だけじゃなくて、市民である。つまり個人単位で社会的責任を負っていかなければならないという考え方から、企業の社会的責任という言い回しはニュースなどでは控えられる傾向にありますが、やはり現実的には社会的責任が意識されるのは企業。つまり組織レベルでの話の際ですね。

さて、日本の大学生の就職率は97,6%であると言われている世の中。企業に就職した人がほとんどを占めるわけですが、僕の仕事。つまり「パフォーマー」はフリーランスでやっている人がほとんどであり、企業には属していません。
そういう意味で、本当に意識しないとパフォーマーという職業は「社会的責任を果たす」という、大切な役目を忘れてしまうと思います。なぜなら、組織でない個人レベルの話だと、社会的責任について言及されることはめったにありませんからね。

それでは、パフォーマーである僕が果たせる社会的責任とは何なのでしょうか。まず、社会的責任の指標となる項目は以下になります。

・法令の徹底順守
・人権の尊重
・環境問題への配慮
・企業価値の創造
・社会的ニーズの追求
・市場との結びつき

この中の全てを考え、クリアするのは絶対的な理想です。それができてこそ、一流のフリーランスでありパフォーマーであると思います。とはいえ、環境問題への配慮などは、パフォーマーとしてどうやってクリアしていくのかといわれるといささか悩む部分がありますので、今回僕が一番意識している社会的責任の指標の話をすると

社会的ニーズの追求

をとても重視しています。あ、当たり前ですが、他の項目を疎かにしているわけではないですよ。あくまで、一番意識している部分ということです。

社会的ニーズの追求とは、定義としては「単なる利潤の追求とは違い、社会的・環境的目的を追求する事」とありますがこれも噛み砕いてとても簡単にいうと、

自分の利益ばかり考えないで、社会の利益も考える!

という事です。パフォーマーとして、自分のパフォーマンスについてこだわりをもってやっていくのは当然の事として、僕はこの社会的ニーズの観点からも自分のパフォーマンスをいつも見直していて、自分のパフォーマンスは誰のためになるのか。社会の一員として誰かの助けになれているのだろうか。そのようなことを普段考えているわけです。

今日はパフォーマーなど、フリーランスの人に考えてほしい社会的責任についてでした。それでは、また。

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