【2022年版】令和4年度 文化庁芸術祭参加作品まとめ:関西音楽部門

この記事にたどり着いた方は

  • 関西で開催される文化庁芸術祭の音楽公演が見たい
  • 出来れば芸術に携わる行政機関文化庁が実施する国内最高峰の物を見たい
  • 令和3年度文化庁芸術祭の参加作品について知りたい

そんな音楽鑑賞に対する悩みをお抱えではないでしょうか。

そこで今回は

日本の文化芸術の推進を行う行政機関である文化庁が実施している

令和3年度文化庁芸術祭関西音楽部門参加作品

全17公演をご紹介いたします。

日本の芸術文化の振興発展を目指す国の行政機関「文化庁」が実施している芸術の祭典芸術祭の作品にはきっとあなたが求めている舞台作品が参加しているはずです。

目次

令和3年度文化庁芸術祭参加作品とは

文化庁芸術祭は、優れた芸術鑑賞の機会提供、芸術創造とその発展によって、日本の芸術文化の振興を目的として毎年秋に開催される芸術の祭典の事です。文化庁芸術祭は大きく分けて主催公演、協賛公演、参加公演の3つの公演形態があります。

  • 主催公演:文化庁芸術祭期間中に企画委員会が企画し、芸術団体に依頼して行われる公演
  • 協賛公演:文化庁芸術祭期間中に開催される公演のうち、文化庁芸術祭にふさわしい内容と認められ委嘱された公演
  • 参加作品:文化庁芸術祭に参加希望する公演や作品のうち、執行委員会が文化庁芸術祭にふさわしい物として参加を認められた公演

参加公演は演劇、音楽、舞踊、大衆芸能の4部門に分かれさらに関東関西で2つに分けられています。

今回の記事では令和3年度文化庁芸術祭の関西音楽部門参加作品の紹介ですが、令和3年度文化庁芸術祭主催公演や、令和3年度文化庁芸術祭協賛公演、関西音楽部門以外の令和3年度文化庁芸術祭参加作品についてはこちらでまとめております。

今回一挙紹介するのは関西音楽部門

この記事でご紹介する17公演は令和3年度文化庁芸術祭ホームページに掲載されている音楽部門[2]関西参加公演の部pdfに掲載されている情報を元にご紹介いたします。並び順や情報も令和3年度文化庁芸術祭参加作品に記載されている通りとなっています!

 

第29回 常磐津都㐂蔵研究会

常磐津節は、江戸歌舞伎とともに発展してきた浄瑠璃(三味線音楽)の流派のひとつであり、その特徴は京都と江戸の両方の気風を取り込んでいることです。今回の公演では、第一線で活躍なさっている常磐津都㐂蔵さんの演奏を通して、そのような常磐津節の面白さを感じることができるでしょう。

常磐津には、元々素浄瑠璃で演奏されるために書かれた曲が存在しており、
そのような曲を伝承していくことこそが、この会の意義である。

公演名

第29回 常磐津都㐂蔵研究会

会場京都文化博物館 別館ホール
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年10月20日
チケット料金大人:3,000円
公演情報ページhttps://www.bunpaku.or.jp/exhi_gallery_hall/exhi_hall/

オペラ《ロミオがジュリエット Romeo will juliet》 世界初演

この公演は013年よりデュオ活動を開始したソプラノ太田真紀さんとギター山田岳さんが中心となって行われます。太田真紀さんと山田岳さんはそれぞれがソロとして活動しつつ、この編成におけるデュオ作品の「今」を追求、既存作品の演奏のみならず、新作委嘱や実験的要素の強い作品まで数多く紹介、独自のプログラミングで注目を集めていらっしゃいます。今回の公演でも不朽の名作『ロミオとジュリエット』が二人によってどのように変わっていくのか、期待が高まります。

“ロミオがジュリエットになる”
誰もが知る名作をもとに、人工知能がリブレットを書き起こす。
登場するのはソプラノとギターのデュオ。
足立智美によるかつてない試み満載の新作オペラ、演出に鬼才・あごうさとしを迎えて世界初演! 

公演名

オペラ《ロミオがジュリエット Romeo will juliet》 世界初演

会場THEATRE E9 KYOTO
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年11月5日 ~ 11月7日
チケット料金一般:3,000円 学生:2,500円
公演情報ページhttps://askyoto.or.jp/e9/ticket/20211105

Osaka Shion Wind Orchestra 第4回京都定期演奏会

1923年(大正12年)に誕生以来『Shion(しおん)』の愛称で親しまれている日本で最も長い歴史と伝統を誇る交響吹奏楽団である、「Osaka Shion Wind Orchestra」。クラシックからポピュラーまで多彩なコンサートを展開し、各都市での演奏会をはじめ幼稚園から高等学校までの音楽鑑賞会、中学校高等学校での吹奏楽講習会、CD録音など、幅広い活動を通じて音楽文化の向上と発展のために力を注いでいらっしゃいます。今回の公演では特別出演の航空自衛隊航空中央音楽隊とのコラボレーション。大迫力の演奏に注目です。

プログラム
■音楽祭のプレリュード (作曲:アルフレッド・リード)
■宇宙の音楽 (作曲:フィリップ・スパーク)
■交響曲 第1番「指輪物語」 (作曲:ヨハン・デメイ)
  Ⅰ.魔法使い“ガンダルフ”
  Ⅱ.エルヴェンの森“ロスロリエン”
  Ⅲ.“スメアゴル”という名のゴラム
  Ⅳ.暗闇の旅
    a.モリアの坑道 b.カザド=デュムの橋
  Ⅴ.ホビットたち

公演名

Osaka Shion Wind Orchestra 第4回京都定期演奏会

会場京都コンサートホール 大ホール
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年10月9日
チケット料金S席:5,000円
A席:4,000円
B席:3,000円 ポディウム席(舞台後方席):2,500円
公演情報ページhttps://shion.jp/concert/20211009-2/

第68回定期演奏会

アンサンブル神戸は阪神綾地大震災時に仮設住宅などへの慰問演奏をきっかけに関西の若手音楽家により発足した室内オーケストラです。今回の公演には世界的に活躍なさっているホルン奏者、木山明子さん、オーボエ奏者、宮内和宏さん、指揮者、矢野正浩さんなど数々の実力と実績を兼ねそろえた方々が参加なさいます。

「ツァラトゥストラはかく語り」など壮大な作品で知られるR.シュトラウス。今回は晩年に書いた、比較的小編成の佳作3曲をアンサンブル神戸が披露します。  

公演名

第68回定期演奏会

会場神戸新聞松方ホール
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年10月29日
チケット料金

一般:3,500円

公演情報ページhttp://ensemblekobe.com/concerts/index.html#info06

第二回 植梶寿子リサイタル

植梶寿子さんは生田流箏曲、柳川三味線の奏者として活躍なさっています。今回のリサイタルでは植梶寿子さんを主演、林美音子さん、福原徹彦さん、福田輝久さんを客演として、本條秀太郎さんと神本真理さんが作曲なさった曲が演奏されます。

時代の波を越え、余韻が繋ぐ、新たな思いー

三味線の祖型・柳川三味線による打合せ(合奏)から地歌・箏曲音楽の古典作品に新たなパートで織りなす艶やかな響き、そして本公演初演の新作まで多彩な音色は時を越えて。

公演名

第二回 植梶寿子リサイタル

会場京都府立府民ホールALTI
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年10月22日
チケット料金当日券:3,500円
公演情報ページhttp://www.alti.org/cgi-bin/eventinfo/eventinfo.cgi

森本隼太ピアノ・リサイタル「魔王」

森本隼太さんは関西出身のピアニスト。わずか16才でありながらも既にあちこちで演奏会に出演し、着実にキャリアを積んでいる期待の新星です。一方、森本隼太さんが今回演奏なさるのはシューベルトの「魔王」。「魔王」は難しい構成の曲であり、畳みかけるようなメロディー、独特な和音が特徴です。16才の森本隼太さんだからこそ演奏できる「魔王」の世界観にも注目ください。

16才! 芸術文化に堂々デビュー
いち早くその才能を聴こう。

今回のプログラムでは多彩な作品が並びました。音楽の歴史上において重要な作曲家J.S.バッハ。スペインの民俗音楽を色濃く表現したファリャ。スペインにルーツを持つ、フランスの作曲家ラヴェル。公演のタイトルにもある、リストが編曲したシューベルトの「魔王」。語り手、父親、子供、魔王の4人を弾き分ける難曲です。そして、高貴なピアノ・ソナタを数多く遺したベートーヴェン。生涯において自身の感性に忠実であったフランクとデュティユー。

公演名

森本隼太ピアノ・リサイタル「魔王」

会場兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年11月6日
チケット料金A席:2,000円 B席:1,000円
公演情報ページhttps://www1.gcenter-hyogo.jp/contents_parts/ConcertDetail.aspx?kid=5010111308&sid=0000000001

第20回 石川利光 尺八リサイタル

石川利光さんは琴古流尺八および古典本曲を田嶋直士さんに、そののち故横山勝也さんに師事し、文化庁芸術祭音楽部門優秀賞受賞をはじめとする様々な賞を受賞なさっています。また、国際交流基金の派遣他でインド、アメリカ、スイス、オーストリア、ポーランド、ベルギー、オーストラリア、シンガポール、ドイツ、リトアニア、ロシア、イギリスの各国にて公演も行っていらっしゃる世界的な尺八演奏家でいらっしゃいます。

プログラム

1. 尺八独奏曲「十三夜」
2. 尺八・二胡二重奏曲「レゾナンス」
3. 尺八三重奏曲「スケルツォ」
4. 尺八・十七絃箏二重奏曲「いしのいし」
5. 尺八独奏曲「タマフリ」
6. 尺八・ピアノ二重奏曲「周麗」

公演名

第20回 石川利光 尺八リサイタル

会場ムラマツリサイタルホール 新大阪
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年111月3日
チケット料金

一般:3,500円 学生:2,000円

公演情報ページhttp://shaku8-ishikawa.com/2021/09/第20回石川利光尺八リサイタル〜キセキ〜/

ドヴォルザーク・セレクションIII

大阪フィルハーモニー交響楽団は1947年に朝比奈隆を中心に「関西交響楽団」という名称で創立されました。創立から2001年までの55年間朝比奈隆が音楽総監督・常任指揮者を務め、大阪フィルハーモニー交響楽団は個性と魅力溢れるオーケストラとして親しまれてきました。今回の公演で指揮を担当なさる尾高忠明さんは日本放送協会放送文化賞をはじめとする数々の賞を受賞。NHK響正指揮者や東京藝術大学名誉教授としても活躍されています。

ドヴォルザーク作曲
 序曲「オセロ」作品93
 ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53
 交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界より」

公演名

ドヴォルザーク・セレクションIII

会場ザ・シンフォニーホール
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年10月8日
チケット料金A席:5,000円 B席:4,000円 C席:3,000円
公演情報ページhttps://www.osaka-phil.com/schedule/detail.php?d=20211008

倉橋容堂 古典尺八リサイタル

倉橋容堂さんは、初代倉橋容堂(父)と松村蓬盟に師事し、琴古流尺八と古典普化尺八を学ばれた尺八道場「無住庵」2代目会長です。「大阪文化祭奨励賞」「京都市芸術文化協会賞」など受賞した実績もお持ちです。

蓮芳軒喜染軒伝

鶴之巣籠
千鳥之曲
残月
神保三谷

公演名

倉橋容堂 古典尺八リサイタル

会場国立文楽劇場 小ホール
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年10月21日
チケット料金区分なし:3,000円
公演情報ページhttps://sound.jp/mujuan/concert/2021/yodo21.pdf

第十二回 石堂翠子地歌の会

石堂翠子さんは九州系地歌三絃演奏家であり、翠心会を主宰し、京都、大阪にて教室を開いていらっしゃいます。自分たちの土地の唄(歌)という意味の16世紀頃に生まれた最も古い三味線音楽である、地歌。石堂翠子さんが表現なさる西日本独特の地歌の世界観にご注目ください。

地歌は絶滅危惧種と言われておりますが、江戸時代から続く貴重な日本の伝統音楽です。私は若い時からわき目も触れず地歌の三絃だけをやってきましたが、何十年経っても飽きることもなく、むしろ、どんどんその魅力に引き込まれて行くのです。勉強し続けて、曲の理解を深めていき、寄り添うことができるようになればいいなと願いながら。

公演名

第十二回 石堂翠子地歌の会

会場山本能楽堂
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年10月28日
チケット料金大人:4,500円
公演情報ページhttp://blog.livedoor.jp/suishinkai/archives/2021-08-26.html

京都アルティ弦楽四重奏

京都アルティ弦楽四重奏団は、ヴァイオニスとの豊嶋泰嗣さんと矢部達哉さん、ヴィオリストの川本嘉子さん、チェリストの上村昇さんという4人の一流のソリストたちによって1998年に京都で結成されました。ソリストとして活動しながら、室内楽の中心的存在である弦楽四重奏をまとまりの良い演奏を展開していくのは至難の技であるが、安定したテクニック、繊細さを保った音色の自己主張のおかげで名実ともに日本とトップ弦楽四重奏団のに一つとなっています。

京都が誇るアルティのレジデント・カルテット。
一流ソリストとして活躍する4人が奏でる極上の室内楽をご堪能ください。

モーツアルト/弦楽四重奏曲第14番
(ハイドンセット第1番)ト長調K.387「春」
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第10番
変ホ長調作品74「ハープ」

公演名

京都アルティ弦楽四重奏

会場京都府立府民ホールALTI
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年10月16日
チケット料金大人A:5,700円 大人B:4,700円 学生:3,200円
公演情報ページhttp://www.alti.org/at/20211016.html

銀河鉄道トワイライトコンサート2021 ~夢と希望を乗せて出発進行!~

京都フィルハーモニー室内合奏団は一人一人がソリストの個性派揃いの本年創立49年目を迎えるプロの合奏団です。京都フィルハーモニー室内合奏団と京都鉄道博物館のコラボレーションイベントであるこの公演。高い演奏技術を持つ合奏団の演奏家によって様々な時代、ジャンルの音楽がSLの汽笛の音などとともに演奏されます。

タケカワユキヒデが歌う「The Galaxy Express 999」にのせて、
夕日に映えるSLが汽笛を鳴らし、力強く動き出す・・・。
間近に見る蒸気機関車と、迫力あるオーケストラ、軽快なジャズピアノ、優雅なバレエ。
夢のコラボレーションをご堪能ください!

公演名

銀河鉄道トワイライトコンサート2021 ~夢と希望を乗せて出発進行!~

会場京都鉄道博物館
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年10月6日
チケット料金S席:8,000円 A席:6,000円 立ち見席:3,000円 オンライン鑑賞:2,500円
公演情報ページhttp://kyophil.com/kyophil/2021.10.6zhi_dao_bo_wu_guan.html

オペラへの招待 プッチーニ作曲 歌劇『つばめ』(イタリア語上演)

この公演はびわ湖ホールアンサンブル、指揮は園田隆一郎さん、演奏は大阪交響楽団によって行われます。イタリア語での講演になるので、イタリア語ならではの言葉のリズムや雰囲気を味わうことができます。また、上演前には演出家による物語の解説もあり、大人から子ども、初めてオペラを観る方もオペラ通の方も楽しむことができるでしょう。

『つばめ』は、「蝶々夫人」「ラ・ボエーム」「トゥーランドット」などを作曲したプッチーニ晩年の作品。やさしくなじみやすいメロディーが、物語の世界へといざないます。

”ーつばめのように海をわたってー”
二人の恋の運命は?

公演名オペラへの招待 プッチーニ作曲 歌劇『つばめ』(イタリア語上演)
会場滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 中ホール
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年10月8日 ~ 10月11日
チケット料金一般:5,000円 青少年(25歳未満):2,000円
公演情報ページhttps://www.biwako-hall.or.jp/performance/rondine2021

片岡リサ 箏リサイタル「現代音楽×箏」

片岡リサさんは幼少より箏・三絃を始め、多数の賞を受賞。皇太子殿下・秋篠宮殿下御前演奏をはじめ、平成13年度文化庁芸術祭新人賞・平成30年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞、伝統音楽の枠を超え高く評価され。また、歌にも定評があり国内外を問わず活躍中でいらっしゃいます。この公演では、日本の伝統文化である箏の演奏と現代音楽とのコラボレーションが実現します。

Program

宮城道雄作曲 落葉
小出稚子作曲 骨
桑原ゆう作曲 言とは言わぬ箏のうた
桑原ゆう作曲 夢の言
池辺普一郎作曲 凍る

公演名

片岡リサ 箏リサイタル「現代音楽×箏」

会場豊中市立文化芸術センター小 ホール
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年10月27日
チケット料金一般:4,000円 学生:2,000円
公演情報ページhttps://www.risakoto.com/posts/19846751?categoryIds=3883059

Mauro Iurato Violin Recital Vol. 5 ムジカ・ポエティカ

この公演では、世界的バイオリンの奏者、マウロ・イウラートさんとピアニスト、佐野まり子さんの共演で実現しました。マウロ・イウラートさんはウィーン国立音楽大学卒業後、数々のコンクールでの優勝、賞の受賞を果たし、国際的に高い評価を得ていらっしゃいます。また、佐野まり子さんは東京藝術大学を卒業した後、イタリア各地にてソロリサイタルを行い、演奏活動の傍ら、教育活動にも尽力していらっしゃいます。

クラシック音楽における“感情表現”・・・それは作曲家たちの芸術的感性や時代背景に合わせて進化してきましたが、バロック時代の”感情の理論”から、ロマン派の”センチメンタリズム”に至るまで、赤い糸 ”ムジカ・ポエティカ” が繋いでいます。
タルティーニ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス。この4人の作曲家とともに、音楽言語における表現の進化と音楽の人の心の状態へ与える力を体感する ”魅惑の旅” をお届けします。

公演名

Mauro Iurato Violin Recital Vol. 5 ムジカ・ポエティカ

会場兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年11月2日
チケット料金一般:3,000円
公演情報ページhttp://www.harmonia-kobe.com/event/20211102/

響の宴

この公演は、三味線奏者の杵屋勝七郎さんによって行われます。杵屋勝七郎さんは海外公演を含む年間百以上の公演をこなし、作曲活動、講演、後進の指導にあたっていらっしゃいます。また、舞台はもちろん、テレビ・ラジオにも数多く出演し、洋楽、落語、新劇等、他の芸術とも積極的に交流しています。「響の宴」は歌舞伎役者の松本幸四郎、落語家の桂米團治、長唄唄方の杵屋東成らをゲストに招き、「京都の伝統芸能に活気を取り戻したい」という強い思いから開催が決定しました。

還暦を迎え、初めて三味線に触れてから五十余年が経ちました。
幼い頃初めて観た市川猿之助丈の「黒塚」に魅せられ三味線奏者を志した私は京都で生まれ育ち、この街で芸道を歩み、また多くの場所で素晴らしい芸術家の方々と出会い、愛すべき弟子たちを持つことができました。それは私の三味線奏者としての誇りです。
そんな私の半生を思い返し、街と人へ、ささやかな恩返しの思い・願いのこもった公演、それが「響の宴」です。

響の宴 ーー 私の最も愛する曲「黒塚」、公私ともに縁の深い落語家の桂米團治師匠に歌舞伎では語られない前段囃を口演頂き、また名実とともに宴の第一人者で憧れの杵屋東成師にご助演頂き特別な思いをもって演奏いたします。

公演名

響の宴

会場ロームシアター京都 サウスホール
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年10月17日
チケット料金

前売:9,000円 当日:9,500円

公演情報ページhttps://katsushichiro-kineya.themedia.jp/pages/4427623/page_202011282350

三好芫山尺八リサイタル(第53回)

三好芫山さんは日本を代表する尺八の奏者であり50回のリサイタル、数多くの受賞、18舞71曲からなる古典曲のCD制作、海外公演とめざましい活動を行い、現在はプロの邦楽アンサンブル「みやこ風韻」の団長として活動なさっています。三好芫山さんが行う自身の53回目のリサイタルとなるこの公演では尺八の演奏を通して、「伝統と創造」を表現します。

尺八には色々な顔があります。今回演奏する五曲を聴いていただくと、そのすべての顔を見ることができます。尺八の最大の特長はその音色(ねいろ)の多さにあり、その多さは和洋を問わず、他の楽器の追随を許しません。54cmの五つの孔から出る不思議な音をお楽しみください。

公演名

三好芫山尺八リサイタル(第53回)

会場京都府立府民ホールALTI
令和3年度文化庁芸術祭開催期間における公演日2021年11月5日
チケット料金入場料:5,000円
公演情報ページ http://www.alti.org/page/1631950692.html

 

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この記事を書いた人

エンターテイメント・イベントに関するあらゆるノウハウやニュースをわかりやすく解説するWebメディア「イベントオーガ」の運営をしています。

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